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2022年10月9日デジタルシングルリリース

 

私は3歳の頃から 乗馬をはじめ 高校2年生の時には 山形の紅花国体で4位に入賞 それから歌手 華原朋美になって馬の世界からは遠ざかりました、、
ある日、TBS炎の体育会TVから企画書が届き、それをきっかけに
障害飛越という競技、その競技というのは、いくつかのバーを馬に乗って飛び越えて優勝を目指すというものです。
みなさん覚えてますか?
日本新記録を持つ、白馬キャリーズサンと共に、暑い日も、寒い日も、暖かい日も、障害飛越というバーを飛び越える馬術の競技の練習を日々を続けてきました。
キャリーズサンは、とても正直で、真っ直ぐで、真面目で、可愛い優しい馬でした。
キャリーは特にバナナが大好きで、青がかった新しいバナナよりも熟したバナナが大好きでした。
可愛かったのは青がかった新しいバナナをあげると
ぺっ、て口から出すんです。
試合の日の前日には熟したバナナを見つけるのが私の中でのお決まりでした。キャリーと共に
いくつかの大会に出て沢山の成績を残してくれました。
その中でも国際大会という世界中から選手が集まる大会で
キャリーズサンに乗った私は 優勝することができました。
その喜びや感動は今でも忘れません。
キャリーズサンは未熟な私を優勝の道へと導いてくれたのです。
そして2017年は全日本大会に出場し入賞する事も出来ました。
その大会を最後に、キャリーズサンは障害飛越競技から引退しました。
私はキャリーズサンの一番初めに出来た息子
クラシックを購入し、仕事がない日にはクラシックに乗って北総乗馬クラブで練習を重ねてきています
そして
試合に出場するなどしています。
北総乗馬クラブに行く度にキャリーズサンの大好きなバナナをたくさん買って
リンゴやにんじんをいつも、ありがとう ありがとうって キャリーに
食べてもらってました。
ある日のこと、、、
突然 北総乗馬クラブのコーチ林忠義さんから一通のラインが届きました。
9月に入ってから急にキャリーズサンの腰の状態が悪くなり 立てなくなってしまったと、、、
それでもキャリーは横たわりながらも 大好きな バナナを美味しそうに食べていたそうです。
そのうち寝返りができなくなり キャリーにとってはかなりキツい状態になりました。
そうして 9月6日
キャリーズサンは静かに眠るように永眠致しました
キャリーズサンと私
私たち二人にしかわからない楽しみ、苦しみ、喜び、感動 何もかも全てを共にしてきました。
仲間でありお友達であり家族でもあります。
キャリーが私に沢山の形を残してくれたから
私はこの思いを歌の形で残したいと思い
作詞作曲、私が作りました。今回はCDにはしません。デジタルシングルとしてリリースさせて頂きました。
皆さん聴いてください。よろしくお願いします。
そして、キャリーズサンにお祈りをお願い致します

歌名 CARRY’S SON
作詞 華原朋美
作曲 華原朋美

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